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学習目標と修了基準

デザイン思考入門プロモーションビデオ

背景と目的

日本の医療費用39兆円(2013年)はGDP成長率を超えて上昇し、医療貿易収支の赤字は1.5兆円(2010年)に膨らんでいる。急激な少子高齢化の時代をむかえ、医療を次代の日本の成長エンジンに変えなければならない。一方、研究機関のシーズと医薬品・医療機器開発や臨床現場のニーズの乖離が大きく、シーズとニーズのマッチングは容易ではない。

九州工業大学は、2011年飯塚市、飯塚病院と医工連携協定が締結し、2012年バイオメディカルインフォマティクス研究開発センター(BMIRC)を設置して、情報工学を医療へ応用する教育研究を本格的に開始した。2014年、飯塚研究開発機構を加えた4者連携協定を締結し、飯塚医療イノベーション推進会議を設立した。米国シリコンバレーのエルカミノ病院、スタンフォード大学、フォガティイノベーション研究所の先進的医工連携に倣って、デザイン思考を実践する。2015年3月3日、九州工業大学大学院情報工学府バイオメディカルデザインコースのキックオフミーティング:デザイン思考による医工情報連携イノベータの育成のためのワークショップを開催した。

医療現場でデザイン思考を学び、レギュラトリーサイエンス、ビジネス化の知識と技術を修得するために、2015年4月に大学院情報工学府(修士課程)にバイオメディカルデザインコースを設置した。医療機器や医療情報システムのイノベーション(新しい価値の創造)を担うグローバルリーダーを養成し、飯塚から医療イノベーションを起こす。

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〜技術者のグローバル・コンピテンシー獲得へ〜